ユニクロU2022春夏コレクションメンズラインマストバイ・ワーストバイ3選についての記事となります。
動画は下のリンクからご覧ください
全体の総評
今シーズンはメンズラインが全体的に良かったです。具体的には新型アイテムや新色展開が豊富でありそれらの新しいアイテムの出来が良かったことから全体のクオリティを底上げしてくれている印象がありました。
新型アイテムが多いという事から様々な要素を読み取ることが出来ます、例えばトレンドの移り変わりです。これまでのノームコアトレンドから装飾的で華美なファッションへとトレンドが移り変わっていることからディテールが多いアイテムが発売されたということが考えられます。これに伴って春夏に多用されるパステルカラーの中でも彩度の高い色が多く展開されていたと感じました。
新型アイテムのディテールの多さは顕著で、前後のヨークとパッカブル仕様のフードが特徴的なフーデッドブルゾンなどはその典型的なアイテムであろう。
全体的に良いアイテムばかりでマストバイ・ワーストバイ共に甲乙つけがたいのだが、強いて言えば買っておいた方が良いアイテム・特段理由が無ければ買わない方が無難なアイテム、という括りで3アイテムずつ紹介させていただければと思う。
各アイテムについて
注意
マストバイ・ワーストバイはあくまでも筆者自身の状況(ライフスタイルや手持ちの服の量および種類)に照らし合わせての選出となります、またワーストバイに関しては結果的には筆者の期待が高すぎた分「残念だった」という感情になってしまったものを選んだいる部分もありますのでアイテム自体を貶す等の意図はありません、ご留意ください。
ワーストバイ3選
オーバーシャツジャケット(デニム)
こちらのアイテムは予想レビューでもおススメしていたアイテムではあるが実際に見てみると若干ではあるが予想よりも生地が薄くペラペラな印象を受けた。
リネンが含まれているため表面の凹凸感が感じられるのだが生地の薄さと相まって不自然な仕上がりになってしまっているように感じた。
真冬のこの時期に発売されているから生地の薄さが気になるだけで春夏シーズンが本格化すればこのくらいの生地感が丁度良いと感じることもあるかもしれないが、少なくとも今急いで書くべきアイテムではないという考えで選出。
オーバーサイズストライプシャツ
こちらも良いアイテムではあるが生地の薄さやチープさが気になり選出。
シャツカテゴリだと唯一リネンが含まれていないコットン100%のアイテムだが柄に対して生地が心許なすぎると感じた。
コットンリネン混紡のシャツは肉厚な印象があり半袖の印象を上手く緩和してくれているだけにコットン100%で真夏仕様の薄い生地感の柄シャツは難しく感じてしまった(生地の薄い白Tシャツに良さを感じないという心境に近い、半袖で通気性があるからこそ生地に厚みが欲しいという感情論)
ドローストリングショルダーバッグ
転売されているから評価が低い、という問題ではなく単純に仕切りポケットの少なさでワーストバイに選出。ファッショナブルなバッグだとは思うが実用性皆無過ぎる。
容量がもっと少ないのであれば仕切りのジップポケット1つという造りにも納得だがここまで容量が多いとなるとカバンの中で取り出したいものが迷子になるという事態は不可避で、仕切りが無いことで荷物が増えた時の形崩れも顕著であると推察できる。
荷物が少ない人が大きめのショルダーバッグをコーディネートのアクセントとして使いたい場合は安価に挑戦できるこのアイテムをお勧めできるがそれ以外の人にお勧めするにはやや難しいアイテムという認識。
マストバイ3選
ステンカラーコート
素材感の良さなどは事前レビューの時から判明していたことなので改めて実物を見てお素材の良さを認識したアイテム。ブラックを選ぶと通勤に使うコートになってしまうので素材の良さを楽しむ意味でもブラウンが良いのではないかと思う。
やや短めの丈設定になっておりスリットもしっかりとは言っていることから動きやすさに最大限配慮されたアイテムである。
ワイドフィットベイカーパンツ
ワークテイストなワイドパンツが欲しいという場合はこちらで決まりであろう。
特にホワイトカラーは似たようなアイテムが少ないので白ボトムが欲しいという方はこれを買っておくのが間違いない。
オリーブカラーはミリタリーパンツとして似たようなアイテムが各方面から発売されているはずなので比較が必要だが仕上がりはかなり良いと思う。
ブラックはポケットやタックのディテールが見えづらくなってしまうのでこのアイテムの良さが活かされない恐れがあるという点で選びづらい部分がある。
オーバーサイズニットTシャツ
予想レビューでは半袖ニットであればニットポロシャツがおススメであると言ったが実物を見てニットTシャツの評価が爆上げしたのでこちらをマストバイに挙げさせていただきます。
一番の評価ポイントは生地の厚さで半袖アイテムは生地の厚さが最も重要であると思っている生地厚原理主義者の私からすると求めていた厚さに仕上がっている。
ニットポロシャツは想定内であるがやや生地が薄くナチュラルカラーは透けそうだったのでインナーに気を付けなければいけないがニットTシャツは比べて少し厚いので透け感は出ないがTシャツとして着用できるくらいの絶妙な厚さになっている。
首がやや詰まっている点も高評価であり昨年発売されたボートネックのニットTシャツに比べて緩い印象が消えている、半袖アイテムと言えばリラックス感がかなり強いので首元をしっかりと締めてくれているのはどんなコーディネートにも使いやすいドレスアップ要素になっている。
まとめ
ユニクロU2022年春夏コレクションメンズラインのマストバイ・ワーストバイ3選をピックアップしてきました。
全アイテム良かったので迷ったら買って良いと思いますが私自身は「買わない理由が値段なら買え、買う理由が値段なら買うな」という言葉を体に刻み込みたいと思います。